mood.

好きなものを好きなように

6人の海賊の話

※2019年頃に書いたまま下書きに入れていた記事です。

自分でもあきれるほどアイドルに対して重くて暗い感情を煮詰めています。

でも自分がKAT-TUNを好きでいる中で無視できない気持ちでもあったので、記録のために投稿しておこうという気持ちでアップします。

だいぶ(本当にだいぶ)偏った内容なので嫌な気持ちになる人もいると思う。なのでなんでも来い!の方だけ読んでください。

 

 

 

KAT-TUNという6人組のアイドルグループが好きだった。
どれだけ好きだったかを話すにはあまりにも私の語彙が足りなくて、どれだけ言葉にしても追いつかなくて空しいだけだからここではやめておく。本当に好きだった。彼らのことを細胞に刻み込みすぎて、たぶん来世でもKAT-TUNが好きだったことは覚えているんじゃないだろうか。

今でももちろんKAT-TUNのことは応援しているんだけど、でも私の根底にはやっぱりあの6人がいて、彼らを失ったことをこの10年近く、何度も何度も自分の中で咀嚼して反芻してなんとか飲み込もうと努力している。

 

 

いなくなった3人に対して思うことはなんなんだろう。自分でもうまくつかめない感情がずっといったりきたりしている。

 

でもやっぱり、私はさよならとありがとうを言いたかったんだと思う。気持ちを伝えたかったんだと思う。悔しい。あんなに愛したアイドルを一瞬で奪われてしまったことが今でもものすごく、本当にものすごく悔しい。

私が失ったのは仁くんと田口と聖だけじゃなくて、6人と5人と4人のKAT-TUNだ。あんなに大切だったのに。

 

6人を好きになったあの頃の私はまだ10代に入りたてだった。思春期を通り抜けて10代のほぼすべてを6人に明け渡して、私は自分ごと彼らを愛してしまったのだと思う。若さゆえの、猛烈なまでの熱と傾倒。もうこの先の人生であんな熱量はどう頑張っても出せない。私の青春は間違いなく彼らだった。

圧倒的なビジュアルとパフォーマンスをもってアイドルの仕事を走り続けてくれた彼らには、もちろん心の底から感謝している。10年近く経った今でもこんな未練じみた文章をつらつら書かせてしまうほど、それほどまでに彼らのアイドルとしてのパワーは凄まじかった。あの6人が見せてくれる数々の瞬間を実際に目の当たりにできたことは、私の人生の中で最強の出来事だったと思う。

 

要は思い入れの話なんだろう。KAT-TUNがどうこうというよりも、私が6人を猛烈に愛しすぎてしまっただけで。だって実際、3人のライブだってそりゃめちゃくちゃにかっこいいんですよ・・・まじでこの流れで言っても信憑性ないのが悔しいけど、でも本当にそれはそうなの。KAT-TUNというブランドを守り続けた3人の佇まい、あまりにも神聖で見るたびに涙が出る。私の大切な大切なグループを守ってくれて本当にありがとうという気持ちしかない。

 

地続きで愛したい。私は今のKAT-TUNも大好きで、その気持ちは本当にずっと変わっていない。でもイヤホンから6人の声が聞こえると、遠い昔に見た夢を思い出しているような気持になったり、かと思えば10代の記憶が真空パックでよみがえって息が止まりそうになったりする。6人に対するどろどろに煮詰まった重たい気持ちをどこに置けばいいのか、ずっと分からずにいる。

 

たぶん、これからもそうなんだろう。
あの6人に人生を、魂をつぎこんでしまった代償として、この気持ちは一生抱え続けるんだろう。

 

仕方ないことだ。だってあの6人は、そういうアイドルだったから。